親友を撮る秋の日

親友の武田君から息子トラちゃんが地車を曳くから撮って欲しいとご依頼頂きました。友人の家族の記録や節目の写真を撮らせてもらえるのは写真家冥利に尽きるというか、今の僕の一番の幸せです。本当にありがとう。
トラちゃんを撮りつつも、色んな事があったであろう彼の今の幸せそうな顔を見て、ついつい彼の写真もたくさん撮っていました。毎度毎度思うことなのですが、出来ることならこういう時に亡くなった彼のお母さんを一緒に撮らせて頂きたかった。彼が僕の両親に思いを持ってくれているように、僕ももう二人とも亡くなられたけれど彼の両親に思いを持っています。そういう関係だと思ってますので。

毎回、僕は彼の家族写真や息子さんとの写真を撮る際、数枚ですが必ずスペースを作って撮っています。僕の中ではそこに彼のお母さんに一緒に入ってもらって撮っています。僕はそういう写真を撮っていて、それが僕の仕事だと思っています。

皆さんも後悔する前に大切な人との写真は撮っておいた方が良いと思います。僕はこの仕事をしていて「撮っておけば良かった」と言われるのが一番辛いです。僕の所じゃなくても良いです(出来れば僕に撮られて頂きたいですが)。何かキッカケを作って写真を残して欲しいです。よろしくお願い致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です