パッケージ写真への思い

今年の真心米のパッケージが完成しました。これを生産者の橋本さんに送ってパッケージングして頂き、発送先が決まったら母が送り状を書いてくれて、それを持って北九州に行って発送出来るのが今月末か来月頭といった感じでしょうか。このルーティンを行うようになって今年で五年目です。初年度は一人でネット販売を請け負ったので大変でしたけど、二年目以降は一般販売を行なっていないので、気持ち的には楽です。今年は麻生ジャイアンツが夏合宿でお世話になった栃木県が水害で大変だったので、そちらにも送らせて頂く予定で、僕が今、受け入れ先と交渉している最中です。

色々思うところもあるんですけど、生産者の橋本さんが「ワシは梅田さんが担当してくれてるからやっとるんや!」と仰ってくださって涙の抱擁を交わしたこと、そして毎年このラベルを楽しみにしてくださってる方がいらっしゃること、その中でも毎年額に入れて飾ってくださっている方がいらっしゃること、勿論それは桑田さんだからこそ!な訳ですが、写真を撮る者として、それ以上名誉なことはない訳で、やっぱりそういう人達の為にも自分が動けてこのプロジェクトが続く以上、継続することが僕の使命なのかなと思っています。当然「桑田さんの真心米」なんですけど、やっぱり北九州の地に誘ってくれた松田先生、生産者の橋本さん、そして梅田の真心米でもあるんじゃないかと思っています。

送り状の発送先を「アミーチ・デル・クオーレ」にする為、僕の住所と電話番号を書くので、発送後に「桑田さんによろしくお伝えください」という電話がかかってくるんですけど、昨年三宮の地下街を歩いている時にそういう電話がかかってきて、歩きながら御礼を言って切ろうとした時、「毎年ラベルの写真を本当に楽しみにしている。カメラマンの方にもくれぐれもよろしくお伝えください」と言われ、もう立ち止まって深々と礼をして周りの人にギョっとされて・・・その後、ちょっと泣いたのも見られたと思うんですけど、僕にとってはそういう一言がやっぱりキラキラ光るダイアモンドのような勲章な訳で、やっぱり本当に嬉しかったんです。ありがとうございました。

今年も一番最初にカミさんに見せたんですけど、とても優しい表情で「いいね」と言ってくれました。今年はいつも以上にお米を手にした人が優しい表情になるような写真を!と思って撮ったので、今日の君の「いいね」は最高でした。

ありがとう。

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