今年も真心米の出荷に行ってきました。いつもと同じ中津駅まで生産者の橋本さんが迎えに来てくださったのですが、変わり果てた僕の姿に呆然とされまして「帽子とメガネが無かったら誰かわからん」と笑われました。毎年丸々しい男が駅から出て来てたんだろうな・・・。
例年、収穫と出荷の二回に渡って訪れるこの地に、今年は出荷の一回切りというのが寂しい限りですが、それでも僕にとっては本当の親戚のおじさんよりもよっぽど本当の親戚のおじさんのような存在ですから、そういう人に会いに田舎に帰省する気分で特急ソニックに揺られてきました。
粛々と出荷作業を行った後、橋本さんのお宅にお邪魔してシミジミと今までのことを話しました。11年という月日は短いようで長く、長いようで短い日々ですが、その期間で築き続けた我々の絆の尊さに少しだけ泣いてきました。
いつものように「また来年!それまで元気で!」と言って別れる中津駅の切なさはハンパなく、ホームで風に吹かれ胸がギュっと締め付けられるのもいつも通り。
来年どうなるかわからないけど、真心米がなくなっても秋に橋本さんに会いに行こう、毎年そう思いながら小倉駅からのぞみに乗り込んでいます。
翌日自分宛に送った真心米が届き、すぐに食べましたが、やっぱり本当に美味しかったです。
