是非続けて頂きたい!

以前、ここで列車の旅が好きだという事を書いたと思いますが、列車の旅の醍醐味の一つが駅弁。東京駅では八重洲大丸の地下で購入しますが、基本的に駅で売ってる駅弁らしい駅弁が大好きです。

僕の場合、1988年頃から仕事でもプライベートでも頻繁に新幹線に乗る機会が増えたのですが、丁度その頃に新大阪駅で発売開始されたのが、駅弁の老舗である水了軒さんの「御堂筋弁当」というお弁当。これがドンズバで僕の好みにジャストフィト、以降新幹線に乗る度に必ず購入。自分が乗らない時も家族にお土産として購入してきてもらう程お気に入りだったのですが・・・。

なんと! 竹園時代、本気で出張が多くなってきた2008年の春に販売終了! 「俺はこの先何を食べればエエんや・・・」と絶望のどん底に落とされた訳ですが・・・。

そんな僕のようなファンが多くいたのか、はたまた御堂筋弁当用に作った器が余っていたのか分かりませんが、昨年秋に突如季節限定モノとして形態が復活、嬉しい悲鳴をあげております!

当然の事ながら、秋も冬もちゃんと購入しましたし、今回は「春の花膳」という春バージョンを購入しました。

御堂筋弁当時代と違い、季節限定モノ故に、色んな趣向がこらしてあるところが、実は僕にとってはマイナス要素。やっぱり駅弁は駅弁らしく、もう少し王道をいって頂きたい、それが願いであります。

とはいえ、さすが老舗です。秋も冬も良かったですが、今回も完成度は高かったです。特に御飯に十六雑穀を使っているところは、雑穀マニアの僕にはたまりませんでした。井桁に仕切られたおかずコーナーは、桑田さんに言わせると「球種を考えてしまう」との事ですが、僕にはただのパラダイスです。

しかし、こうして書いていてもこの形状を見れば、この井桁の中に御堂筋弁当のおかずが頭に浮かびますし、豆御飯とたこ焼き方の練り物が詰まった御飯サイドの胸震わす勇姿も目に浮かぶ訳で・・・。

やっぱりどんな事をしてもオリジナルには勝てない!という事なんでしょう。いつか御堂筋弁当の復活を期待しつつ、それにはまずこのシリーズの成功が無いと始まりませんので、是非続けて頂きたい、そう願う今日この頃です。

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