Still Alive/2011/03/

今月も無事に終わりましたが、世間は無事ではありません。月末にロードで上京しましたが、今までと全く違う雰囲気に胸が痛かったです。我々も経験しましたが、地震はここからが大変。テレビのCMでは色々と復興に向けて「できる!」を繰り返していますが、やり続ける事の大変さは振り返った時しかわからないもので、そんな簡単なものではないと思っています。だからこそ励ましているんでしょうけど、正直CMを見る度に苦しくなります・・・。

僕自身も今月から長く続いていた仕事が一つ無くなったということもあり、色々と考える事も多かったんですけど、正直毎月末に強いストレスが残る現場だったので、それが無くなっただけでも気持ちは楽です。勿論収入が減ったので、その分生活は楽ではなくなった訳ですが、贅沢言ってりゃキリがないし、前を向いてスッキリした気持ちで進んでいける分、先々のことを考えると今の状態の方が絶対良いと思えますしね。なんの為に脱藩したのか?と問われれば、そりゃもう自分らしく生きる為ですから、そういう意味では自分の進むべき道をしっかり進めていると思ってます。

今月は切ない別れもありました。仕事で行ってる保育園の年長さんとの別れです。卒園式では周りから「何しに来てんねん」と言われる程、写真も撮らずに泣きっ放しでした。勿論、おさえるべきショットはおさえていますが、それでもダメでしたね。それくらい彼等に愛してもらい、僕も彼等を愛せたということなんだと思います。僕は彼等に何をしてあげれたのか・・・終わってから今日に至るまで、僕の心にはその思いが残っています。でも、彼等と僕の間にはたくさんの写真が残っていて、それで充分なのかなと思ったりもしています。もうすぐ小学校に行く彼等の未来が輝かしいものになることを祈っています。

仕事的には新しい方向性を打ち出し始めていて、色々長いスパンで考えていることもあり、そういう新たな一歩を踏み出せていることに胸が躍っています。最終的にどうなるか分かりませんが、自分らしく頑張っていきたいですね。

今月は本当にたくさん泣いたんですけど、チャリティーマッチでのカズ選手のゴールに特に胸が熱くなりました。僕自身、「何かをもってる」という言い回しが大嫌いで、自分自身が積み上げてきた結果がそこにあると思うし、最初からもってるというのは絶対におかしいと思ってて、今回のカズさんのゴールに対しても「やっぱりもってる」みたいなことが言われてるけど、それは本当に違うと思うんですよね。あそこのあの場面であのゴールを生む為に、きっと人知れず積み上げたものがあって、それは偶然ではなく必然だと思うんです。その為に努力していると思うんですね。「諦めずに前を向いて自分に出来ることをやれ!」僕はカズダンスを踊るその背中にそう言われたような気がします。今月は曲ではなく、そんなカズさんの言葉が僕の頭の中にずっとあったので、それを残しておきます。

上を向いている限り 絶対にいいことがあるんだ

 

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