桑田真澄さんのNPOであるアミーチ・デル・クオーレの活動の一環として、9月14日に福島県の渡利中学校を共に訪問させて頂きました。※活動内容に関しては、アミーチのページをご参照ください。
今回は、いつものメンバーの他に立浪和義さん、仁志敏久さん、大塚光二さん、野々垣武志さんがご一緒で、東京駅に集合!して皆で揃って福島に向かいました。
訪問前から桑田さんは「子供達は元気なのだろうか?」と、様子をともても心配されていましたが、行ってビックリ。皆さんとても元気良く歓迎してくれて、逆にこちらが元気、そして勇気をもらったような気がします。
僕自身も阪神大震災を経験し、大きな災害は起こった時と同じように起こってからも大変で、特に今回の福島の災害に関しては、目に見えない恐怖が常にあり、実際街中でも歩いている人を見かけることなく、被災された方々の心労の大きさを痛感しました。
そんな中、訪問した渡利中学校の子供達の目はとても輝いていて、未来を担う彼等が勇気を持って元気に日々を生きていく姿に、心から感動しました。
今回も桑田さんは多くを語る訳でもなく、その背中で子供達に熱いメッセージを送ってらっしゃったと思います。昨年、何度も僕を救ってくれたそのピッチングフォームに、子供達はきっと何かを感じてくれたのだと思いますし、僕自身にもまた勇気を与えてくれました。
これから長く続くであろう子供達の闘いに、その背中でエールを送った桑田さん。その現場に立ち会えてとても幸せでした。
学校訪問が終わった後は、県営あづま球場に移動して野球教室と復興支援目的の慈善試合が行われたのですが、控室で桑田さんが参加される選手の方々に「プレイを通じて諦めない気持ちを伝えたい。一つの一つのプレイを大事に、最後までボールを追いかけよう!」と仰ってました。野球を通じて自分達に出来ることを行う、その気持ちが伝わる試合だったと思います。
試合終了後は、最終の新幹線で東京に戻り、桑田さんのお宅に着いたのは日付が変わった午前1時前。それでも疲れた表情を見せなかったのはさすがとしか言いようがありません。
翌日は5時に起き、羽田に移動して一路北九州へ。真心米の収穫が目的です。
今年の5月から始まったこのプロジェクトもいよいよ大詰め。今日の収穫を終えた後、精米の作業を経て、いよいよパッケージングされた物が出来上がってきます。
今回、東北で行われる野球教室へのお土産として使う他、復興支援の為のチャリティーとして販売を行うことになっております。販売が始まりましたら、また当ブログでも告知致しますので、皆さん是非ご購入頂ければと思います。
稲刈りも無事に終了し、現地で別れて一人帰路についた訳ですが、今回はさすがに昨日子供達からもった元気、桑田さんの背中からもらった勇気、そして稲刈りの場でいつも通り感じた自然の素晴らしさ、そんな色んな感情で胸が一杯になり、僕自身も前に向かって進んでいく!という強い気持ちにさせてもらいました。心から感謝です。
毎回書いていますが、ロードに出ると色んな事を思い、特に一人で移動している時は切ない気持ちになったりもしますが、今、僕は元気で生きている訳で、だったらその毎日を一生懸命生きることだけに集中すれば良い、今回は本当に強くそう思いました。
人は一人では生きていけない・・・ですが、人は決して一人ではないはずです。