今年も僕の真心を送ることが出来ました!

昨年の今頃、僕が一番集中していた作業が“真心米プロジェクト”でした。詳しくは昨年のブログで一連の流れを綴ってきたので、そちらを読んで頂ければと思いますが、本当に大変な作業でした。ただお米を売るだけではなく、皆さんからお金だけではなく真心をお預かりして、被災地の少年少女達に野球道具を届けるまでの責任というのは、とてもとても重いものでした。素晴らしい経験をさせて頂いたと同時に、これをまたやれ!と言われるのはキツいと思ったのも事実です。

そして今年。昨年のプロジェクトが終わった後から「専従の人間がいる訳ではなく、来年も僕一人が担当するという形であれば継続はそう簡単なことではない」と伝えてきたし、田植えの時点で大きなプロジェクトの話は無かったので安心していたのですが・・・。

僕達の気持ちよりも生産者さん達の気持ちは熱かったんです。今年も自分達が作ったお米を被災地に送りたい、野球少年少女達の為に役立てて欲しい、そういうお申し出があり、先月稲刈りに行き、パッケージングの準備を進め、本日無事に出荷することが出来ました。昨年もそうでしたが、生産者の橋本さんの男意気が無ければ成り立たなかったと思います。本当にありがとうございました。

もう僕にとって北九州は特別な場所になってしまいましたね。今の仕事をするようになって“第二の故郷”的な場所がたくさん出来ました。中にはもう行く事が出来ない場所もありますが、それでも特別な場所がたくさんあるというのは幸せなことです。

先日の松山で感じた秋は“赤”でしたが、ここで感じる秋は“黄金色”、たくさんの秋の色を感じることが出来て、その瞬間に吹いた風が運んでくれる匂いを身体に染み込ませ、訪れる度に懐かしさと共に自分がここにいたことを思い出させてくれる、そういう場所があるって本当に素晴らしいです。

毎回毎回書いてることが“自分は幸せだ!”という事ばかりなのですが、実際本当に幸せなので仕方が無いです。ごめんなさい。

今年の出荷作業は昨年と同じ形式で自分が行かずにお願いしようかとも思ったのですが、橋本さんのお気持ちを考えると、「お任せするのでよろしくお願い致します」ではなく、一緒に気持ちを通じ合わせながら!という流れが必然でした。勿論、あの場所に帰りたい!という僕の思いもあった訳ですが・・・。

桑田さんの真心を被災地に送るお米だけに、母が「宛名も手書きでなければいけない!」と、送り状に皆でせっせとペンを走らせるのも二年目になりました。継続されることは素晴らしいことで、来年もどんな形でも続けることが出来れば、帰りの車中でそんなことを考えていました。

桑田さんの真心と共に、今年も僕自身の真心を送ることが出来て、やっぱり幸せな気持ちを噛み締めておりました。

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