おめでとうございます!

いつもお世話になっているフードジャーナリストの向笠千恵子先生の著書「食の街道を行く」が、「食のアカデミー賞」と呼ばれる「グルマン世界料理本大賞」のグランプリを受賞、そのパーティーが東京會舘で行われ、ありがたいことに招待状を頂きましたので、お祝いの言葉を胸に行って参りました。

向笠先生とは、僕が前の職場に勤めていた際、取材の電話を受けて以来のご縁で、すきや連の活動以外でも何かと可愛がって頂き、昨年の父の本の出版のきっかけを作って下さった恩人です。

パーティーには大勢の方々が出席され、先生の人柄と受賞の大きさを物語っていました。料理も先生らしい素晴らしいもので、受賞された「食の街道を行く」の内容に沿った料理が出され、皆さんの壇上でのお話もとても勉強になり、とても充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

先生、本当におめでとうございます。

「食の街道を行く」は素晴らしい御本です。未読の方は是非手に取って頂きたいと思います。

 

スポーツ報知に掲載されました!

父の本「巨人ナインが愛した味」と父の事が本日8月17日付のスポーツ報知の18面に大きく掲載されています。もの凄く大きな扱いです。是非ご覧下さい。

今回のスポーツ報知の取材は、僕がとってきた取材だったんですけど、その背景にはいつもお世話になっている桑田真澄さんの存在が欠かせません。スポーツ報知にY局次長という方がいらっしゃるんですが、竹園時代の2004年の宮崎キャンプにて、桑田さんを通じて挨拶をさせて頂き、ここ最近のアミーチ・デル・クオーレの広報的な部分に関して、Y氏が桑田さんから「dpに聞いてくれ」と言われたようで、何度か電話でお話しさせて頂いていた経緯があり、先日すきや連で上京した際、本社までご挨拶に伺わせて頂き、その時にさり気なく本を手渡して今回の取材をゲットさせて頂いた次第です。

Y局次長は、「せっかくだから文化部の方に話をしてみる」と仰って下さり、本当にその数日後に文化部の方から取材の日程調整の連絡が入り、とんとん拍子に話が進み今日に至りました。

とにかく人のご縁がつないでくれた紙面だと思っております。そういう意味で、僕の中ではただの掲載という事以上に、人の優しさが詰まった思い出深い紙面となりました。皆さん、本当にありがとうございました。

ウェブ報知でもご覧頂けます。コチラからどうぞ。

ありがとうございます!

先日、こちらで本の紹介をさせて頂いたところ、本日(本当は明日発売なんですが)たくさんの方から「買ったよ!読んだよ!面白かったよ!」というメールを頂きました。本当に本当にありがとうございます。

皆さん、「お父さんやご家族の気持ちが伝わってきます」と仰って下さり、本当に嬉しいです。ただただ感動しています。毎晩酔っぱらってプロジェクトXのDVD(自分が好きなエピソード)を見ながら号泣している最近の僕ですが、まさに自分の人生にプロジェクトXが降り立ったような、そんな気がしています。

ご購入頂き、満足頂ければ我々にとってこれ以上の幸せはありません。その上で、我々の気持ちを感じて下さるなんて、本当に本当に最上の幸せを感じます。

独立を機にこの本を企画させて頂いたので、僕にとっては丁度自分の新しい生活と同時進行だったんです。その過程で本当に色々な事があり、大切な何かを失ってしまいましたが、この本が無事に出て、皆さんからの暖かい言葉の数々を噛み締める度、大切な何かを再認識させて頂き、かつ新しい大切な何かを得れたような気がしています。自分の人生の節目にもなったような気がします。父の為にと思い始めたこの企画ですが、結果的には自分の為でもあった、と。そんな気がしています。

たくさんたくさん感謝の言葉を伝えたいのですが、胸が一杯で今は「ありがとうございます」しか言えません。本当にありがとうございます。

よろしくお願い致します!

以前より何度か書いてきた、僕が企画し撮影を行なった父の本が、7月6日に発売になります。一昨日無事に見本が届き、もうここから中止になる事は無いだろう!との事で、正式にご案内させて頂きます。

dancyu特別編集 巨人ナインが愛した味

長嶋茂雄、王貞治、堀内恒夫、原辰徳、桑田真澄……、そして川上哲治。 巨人軍が関西遠征時に泊まる宿として知られる「竹園旅館」で、 “梅ちゃん”の愛称で慕われてきた元料理長が、常勝監督や人気選手との 秘蔵エピソードとともに、絶品レシピ40を初公開! あの監督が、選手が、惚れに惚れ抜いた料理が、家庭で簡単につくれます!

上記画像左側が表表紙、右側が裏表紙となります。右メニューの表紙画像をクリック頂くとアマゾンに飛びますので、是非よろしくお願い致します。勿論、お近くの書店でもお買い求め頂けます。是非手に取ってお楽しみ頂ければと思います。基本はレシピ集ですので、タイトルのまま巨人ナインが愛した味をご家庭で楽しんで頂けます。

昨年の3月一杯で現役を退いた父に対し、何かしてあげれる事はないか?と思い、5月から色々動いて一年と少し、ようやく発売になり感無量です。

僕は本当にお金の為とかではなく、ただただ父の生きた証をなんとか残してあげたい!という、おこがましいとは思いますが、彼に人生を与えてもらった者として、純粋にそう思ったのが全ての始まりです。

加えて、昨今は家族で食卓を囲む機会が減っていると聞きます。そんな中、この本を手にして頂き、「巨人の選手はこんなメニューを食べていたのか!」等と、全国津々浦々のご家庭の食事の際の会話のきっかけになってもらえれば、そんな気持ちから企画させて頂きました。

まぁ、本当にそんなおこがましい事を考えれる程、僕自身が立派な人間ではありませんので、結果的にこの本が出るまでに本当に苦しい思いをしましたし、その結果たくさんの人、大切な人に迷惑をかけてしまいました。本が出たから許してもらえるとは思ってはいませんが、色んな思いを一旦置いて頂き、この本を手にして頂ければと思っております。

先程も書きましたが、この本は基本的にレシピ集です。ただ、そのレシピで料理を作ってみたいと思って頂くという部分において、色んな料理にまつわるエピソードが掲載されています。父の自伝的内容と相まって、本自体の完成度も高いと自負しています。

そんな色々なエピソードの中で、僕自身も同じ思いで接してきた堀内さんへのくだりや、桑田さんが父に与えてくれた引退試合のくだりが僕は一番好きなんです。僕の好きな歌の歌詞に「男達は魂で生きている。優しく着飾った言葉等いらない」というフレーズがあるのですが、まさしくそれを実感するエピソードなんですよね。父は本当に魂で生きてきた人だし、僕もそうありたいと思って生きています。

そんな魂の交流は、本の最後で長嶋さん、原さん、桑田さん、そして川上さんからの父への手紙が表現してくれています。皆さん、本当に優しい、心の暖かい人達で、純粋に父への思いを綴って下さいました。本当にありがとうございました。

父が僕に教えてくれた一番大事な事は「人を欺くな」という事。父もまた裏切られても裏切られても人を信じて生きてきた真っすぐな人です。そんな父の人生、そしてただただ美味しい物を提供したいという思いだけで作って来た料理の数々を、真っすぐに本にする作業を企画出来た事が、少し誇らしい今日この頃です。

本当に良い本だと思います。是非直接手に取ってお楽しみ下さい。よろしくお願い致します。

発売に向かってGO!

という訳で、ようやく本の話が出来るようになりましたのでご報告します。

父が昨年の3月で退職した事は昨日書きましたが、それを機に父の料理人としての生き様の記録的な物が出せないかと思い、フードジャーナリストの向笠先生にご相談したところ、プレゼン資料を作れば出版社を紹介して下さるとのことで、指示に従い動いていると、気がつけばプレジデント社さんから本を出版して頂ける事になっていました。

本当に向笠先生をはじめ、たくさんの方々のお心遣いのおかげだと思っております。本当にありがとうございます。

僕が掲げたコンセプトは、ただただ父の料理を全国のご家庭で再現して欲しい、それだけだったんです。お金が欲しい訳でも名誉が欲しい訳でもなく、ただただ職人としての父の生き様が詰まった料理が、色んな家庭で再現され、「美味しいね」と食べて頂きたい、本当にそれだけなんですよね。きっと、その思いが皆さんに伝わったから出版に辿り着けたのだと思います。皆さん、本当に良い人ばかりで良かったです。

とはいえ、出版社の方は本を作って売るプロですから、どうすれば良い本が出来るのかという事を真剣に考えて下さり、どうすれば本を手に取った人達が父のレシピで料理を作りたくなるのか、そういう事を追求して頂き、結果父の料理を食べてきた人のエピソードを掲載する事になり、その人達というのが、巨人軍の方々だったので、本日巨人軍の球団事務所に本の企画書を持って行き、何の問題も無いとのご判断を頂けたので、ようやく公表出来る運びとなりました。今まで勿体付けて申し訳ありませんでした。フライングして話が潰れたらマズ過ぎますので自粛してきた次第です。

ここ最近、連日のように「レシピ本の撮影」と書いていたのは、この本の撮影だったのです。本当は僕ではない人を選んで下さったも良かったのですが、向笠先生をはじめ、出版社の皆さん、多くの方々から「君のお父さんに対する気持ちが我々を動かしたのだから、最後は君が写真で応えなさい。」と言われ、心を込めてシャッターを切らせて頂きました。

本は6月20日~30日頃に発売になります。またこちらでお知らせ致しますので、是非よろしくお願い致します。

新幹線の車窓から

という本があるのをご存知でしょうか。文字通り新幹線の車窓からの眺めが大好きな人に送る最高の一冊です。

僕は子供の頃から電車の旅が好きです。恐らくモロに999世代だからだと思います。勿論、夢も希望も無い現実を直視しなければならない歳になった今、そんな理由だけで車窓からの眺めが好き!と言い切るのもちょっと違うので、純粋に眺めが好きだから!とさせて頂きたいと思います。

で、純粋に好きと言い切る以上、本当にそうなのか?と問われれば、迷う事なくそうです!と答えれる自信はあります。皆さんご存知かどうか分かりませんが、新幹線のチケットを予約すると(自分が指定しない限り)山側(要するに富士山側)から埋められていきます。故にもの凄く混んでる時以外は殆ど山側の景色を見る機会が多いんです。従って、よく新幹線に乗る人で車窓からの眺めが好きな人は、毎回同じ景色がインプットされていくんですよね。僕も完全にそうです。

そんな人がこの本を読むと、まさに「ああ、あれはこういう建物だったのか!」という事が分かります。もう頭の中のモヤモヤが一瞬にして晴れる、そんな感じでしょうか。

また、この本を片手にEX予約で海側の席を予約すれば、今までと違った新幹線ライフを楽しむ事が出来ます。今回、僕はそうしました。

残念なのは、新幹線史上最高の乗り心地を成し遂げたN700系のグリーン車ですが、N700系は空気抵抗の関係で窓が小さく、思った程車窓が楽しめないというデメリットがあります。本気で車窓を楽しみたい人は、300系のこだまに乗るのがベストでしょう。

関係ありませんが、僕は絶対にN700系のグリーン車に乗ります。交通費を頂ける仕事の場合でも自腹を切ってでもグリーン車に乗ります。プラス5000円で次元の違う移動が出来ますから安いもんです。節約も大事ですが、そこで5000円節約するよりも快適な移動で良い仕事を残す!という選択肢だと僕は思っています。