ありがとう天使達!

今日から3月。環境の変化も含めて新たなスタートを切りました。そんな今日、仕事で昨年の4月からお世話になっている保育園の年長さん(ふじ組さん)の“お別れ遠足”の撮影に行って来ました。個人的に色々あった昨年、荒み切ったオッサンの心を何度も何度も救ってくれた僕の青い鳥の天使達の中でも、一番仲が良かったふじ組さんとのお別れ遠足ですから、そりゃもう僕の心のダムは決壊寸前・・・なんとも切ない現場でした。

思えば、本当にこのクラスの子供達には優しくしてもらって、感謝の気持ちで一杯です。厳しい現実に直面した夏、それを受け止めて走り抜けた秋、虚しさと切なさを噛み締めた冬、色んな場面で本当にタイミング良くこの現場が巡ってきて、そしてその都度ギリギリの所で踏ん張ってきた僕の手を優しく引っ張ってくれ、優しく僕の背中を押してくれました。

昨年の5月に“お散歩遠足”に帯同した時、正直今のような気持ちになるとは思ってなかったんですけど、やっぱり子供達の無垢な心って凄いですね。今では目を閉じると一人一人の顔が自然と思い浮かびます。

今日も一緒にバスに乗って行かせて頂いたんですが、バスの中から本当に優しくしてくれて、お弁当の時間にデザートやおやつを分けてくれて、帰りのバスの中では一段と盛り上がってくれて、本当に本当に幸せな現場でした。

きっと数年経ったら僕のことなんてきっと忘れてしまうんだと思いますけど、それで全然構わないんです。僕の名前だって知らない、一年間、ずっとウルトラマンを呼ぶように“カメラマン”と呼んでくれてたから、僕の名前はカメラマンで構わないんです。

でも、彼等が大きくなって保育園に通っていた時の写真を見返した時、それが僕が撮った写真であるという事が、僕にとっては何よりの幸せだし、僕が彼等から愛してもらった事に対する、僕が出来るただ一つの事なんですよね。

カメラマンという仕事をしていて、撮った写真が作品として残ること、クライアントさんの売上に貢献すること、色んな達成感がありますが、こうして人様の人生に関わらせて頂ける喜びもまた、大きな大きなモチベーションとなります。

それを与えて下さった園長先生に心から感謝しています。そして、子供達と同じように優しくして下さる園の先生方にも心から感謝しています。皆さんの事が本当に大好きです。本当に素晴らしい現場だと思ってます。

青い鳥の天使達、本当にありがとう。君達の優しさは一生忘れません。僕のことは忘れてくれても良いけど、時々で良いので僕が撮った写真をこの先何年も見返してくれると嬉しいです。

 

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