道具は大切に使いましょう!

桑田真澄さんより「日本のグラブの歴史はミズノの歴史であり、国内ナンバーワンのシェアを誇り、名プレイヤーがなぜミズノを選ぶのか学びたいから工場に見学に行くので撮影で同行して欲しい」とお話があり、僕自身もとても興味があったので同行させて頂きました。当日の様子はコチラで。

「グラブという道具」の共通のキーワードで本当にたくさんの話が出来て楽しかったですし、グラブから選手のプレイを追うという視点も新鮮でした。思えば桑田さんとはいつも色んな話をするのですが、道具を通じて自分が子供の頃に憧れたプレイヤーの話をしたのは初めてで、そういう切り口で野球の話が出来たのは感慨深かったです。

ミズノといえば“憧れの赤カップ”で、桑田さんが高三の時に手にした赤カップを今でも大切にしているとか、やっぱり聞いてて凄く気持ちの良い話でした。僕が今まで見てきて、桑田さんは一度もグラブを放ったことは無いし、常に大事に扱っていらして、そこも本当に尊敬の対象ではあるのですが、今回の工場見学後、「今まで以上に大切にしなければいけないと思った」という一言は深かったですね。それくらい工場の職人さんの仕事は素晴らしかったです。

いやぁ、本当に凄かったです。とにかく感動しました。何気なく使ってるグラブ一つに、本当に多くの職人さんの心がこめられていて、本当に丁寧な仕事の一つ一つで仕上げられていることを初めて知りました。
あれを見てしまうと、降板させられたピッチャーがグラブを放ったりするのを見るだけで嫌な気分になりますし、悔しがってバットを叩き付ける姿は本当にみっともないと思わずにいられないです。道具に責任はないですからね・・・。

きっと僕が普段何気なく弾いてるギターにも、そういうクラフトマンシップがこめられていると思いますし、大量生産品の中にも開発者のクラフトマンシップは確実にこめられている訳で、使う人のユーザビリティを追求して作られてる以上、使う人と作る人がお互いリスペクトしなければいけないと強く思いました。

仕事で使ってる大好きなカメラやMac、いつも気持ち良く鳴ってくれるテレキャスターに対しても、今回の工場見学の後、いつも以上に大切に使わなければという思いが強まりました。

皆さんも是非いつも使っている道具が、皆さんに手元に来るまでの過程を思い、大切に使ってあげてください。愛用品はかけがえないのない相棒なのですから。

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