今年も僕の夏が終わりました

8月12日~16日まで桑田真澄さんが会長をつとめる少年野球チームの麻生ジャイアンツの夏合宿に今年も帯同しました。

2009年に宇都宮で行なわれていた夏合宿の撮影に伺って以来、2010年の宇都宮、2011年の関西に続き4度目の夏合宿です。特に昨年からは、それまでの二年と違い、合宿のツアコンも含め、フル参戦させて頂きましたので思い入れも深いです。

思えば最初の夏合宿で撮らせてもらったプロフィール写真の子供達はもうすでに卒団していますし、今年の夏合宿がチームにとって最後の夏合宿になるので、僕自身も色々思うところも多く、かなりセンチメンタルな日々でした。

宇都宮に行ってた頃は、1日だけ撮影してサっと帰ってくる感じだったのですが、昨年は初めてとなる関西夏合宿ということで、事前の打ち合せで何度もグランドに通い、一つの形を作り上げたということで、合宿担当の父母の方とは、以降も仲良くして頂いていて、なんというか絆みたいなものが出来たような気がして、昨年の夏合宿終了時は、本当に大切なかけがえの無い思い出が出来た満足感がありました。

今年に関しては、昨年一つの形を完成させれていたので本当に楽でしたし、父母の方とも二年目ということもあり、とてもフランクな関係が構築出来ていて、僕個人はとてもリラックスして臨めました。本当にありがとうございました。

ただ、合宿中も心の中には「これが最後なんだなぁ」という思いがずっとあって、終わって欲しくない思いと、体力的にキツいので早く終わって欲しい(すみません)という思いが交錯して、なんとも不思議な感情のまま日々が過ぎていった感じです。

でも、終わってしまえば、やっぱりただただ寂しく、昨年もそうだったのですが、なんというか祭りの後の感覚に似た、なんともいえない空気に包まれ、パっと日常に戻れない自分がいたりしました。

今年の合宿中は、個人的なことで色々あって、そりゃもう胸の奥でメラメラと青白い炎が燃え盛るような気分だったのですが、またしても皆さんに救ってもらった日々でした。

麻生ジャイアンツさんの仕事が無ければ、僕はきっと今ここにいないかもしれない、そう思う事が本当に多くあって、でも僕を救ってくれたあのグランドに行くことはもうないし、皆さんとこういう形で共に過ごす事も無くなっていく訳で、これからはまた自分自身で頑張っていかないといけないなぁ~ということを思ったりして、それを自分なりに消化出来た夏だったのではないかと思っています。

子供の頃、僕が生まれ育った旅館には高校野球の選手さん達が毎年春と夏にやってきて、自分が生活する所に泊まった高校が負けて帰ってしまうと、夏が終わったような気がしていました。昨年も今年も夏合宿が終わった後、その時と同じような気持ちに包まれました。

今年も無事に僕の夏は終わったようです。

合宿の打ち上げの席でも皆さんに言いましたが、夏合宿だけではなく、普段のチームの活動においても、お父さんお母さんの親の愛という支えがあって成り立っていると思うし、子供達にとってお父さんとお母さんは本当に誇りだと思います。皆さんと毎日過ごしていて、僕自身も親から受ける愛情に対して、自分自身がどうやって生きていかなければいけないのかを改めて教わったような気がします。最高の感動をどうもありがとうございました。

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