終わりのない青春

「終わりのない青春 それを選んで絶望の波に飲まれても ひたすら泳いで辿り着けば また何か覚えるだろう」

僕の節目になぜか頭の中で流れる曲の一節です。昨年独立を決めた時、新幹線の中でシャッフル再生していたiPodからこの曲が流れて来た時、やっぱり運命のようなものを感じました。

今回、ロードに向かうN700系の車内で昔一緒に働いていたS君からのメールを受信しました。父の本の出版を案内したところ、購入し一気に読んでくれたようで、その感想だったのですが、やはり自分が働いていた頃の事を思い出してくれたようで、そのくだりを読んでいる時、涙が溢れて困りました。

青春は読んで字のごとく青い春な訳で、若かりし日々の事のように思えますが、僕は人間死ぬまで青春で良いと思っています。僕がS君達と一緒になって仕事をしていた頃、それはもう青春まっただ中!という感じでした。きっと僕は、その青春まっただ中!をいつまでも続けたくて独立したような気がします。毎日毎日、青春真っ盛りで仕事が出来る、こんな幸せはありません。S君からのメールは、その事を僕に再確認させてくれたような気がします。ありがとう。

さて、独立して一年が経過し、仕事の比重や経費の事もあり、出来るだけロードに出ないような方向性を自分なりに打ち出した二年目ですが、やはりロードに出ると一人で考える時間が増えるのでたまには良いですね。

今回も本当に色んな事を考えました。すきや連での人のご縁に続き、二日目は桑田さんが作って下さったご縁で父の本のPRに関して良いお話を進めさせて頂き、本当に人のご縁のありがたみを噛み締め、人に生かされている事を痛感させられました。

幸いにして、忙しくさせて頂いており、何の為に働いているのか?と問われれば、生活の為ではあるのですが、何よりも僕に仕事をくださる人達に喜んで頂く為であり、それを実践出来ている以上、終わりのない青春は続いていくんだと思っています。

ロードに出るといつも以上にカミさんが恋しくなります。僕には帰る場所があって本当に良かった。僕は幸せです。

人のご縁に感謝!

今日は2008年10月の一回目開催からなぜか皆勤賞で参加させて頂いている「すきや連」の例会でした。今回は短角牛のすき焼きを食す!という勉強会的意味合いの強い会でしたが、もはやすき焼き屋では無い僕にそれを語る資格等あるはずもなく、開催場所である「ちんや」さんのご主人である住吉さんのブログのこのエントリーをご一読頂く事を強く推奨致します。

さて、そういう訳で参加当日はすき焼き屋だったのですが、独立を機に連自体も脱退しなきゃなぁと思い、昨年の5月にご挨拶に伺ったところ、発起人である向笠千恵子先生より「脱退する必要は無い」と仰って頂き、こうして毎回参加させて頂いている次第なのですが、実はこの昨年の5月、ご挨拶に伺った際に向笠先生に父の本の相談をさせて頂き、その次の7月7日のすきや連でdancyu編集長の町田さんをご紹介頂き、その一年後の7月6日に無事に本が発売になったことを考えると、すきや連が無ければ、父の本は出版されていなかったという事になる訳で、そりゃもう感謝してもしきれない訳です。

今回の会の冒頭、向笠先生はご自身の新刊が7月15日に発売になるにも関わらず、その事よりも父の本を紹介して下さいました。本当にありがとうございました。

会の最後の自己紹介スピーチでも言わせて頂きましたが、2008年夏の週刊ポストに掲載された長嶋さんが竹園のお肉を語った記事がきっかけで向笠先生からの取材の電話を当時事業部長だった僕が受けたのが全ての始まりでした。本当に人のご縁に感謝というしかありません。ありがとうございます。

先生、ありがとうございました!

作家のつかこうへい先生が亡くなられた。姉が親しくさせて頂いていたご縁で、僕も何度かお会いし、その都度先生らしい激励をたくさん頂いてきた。

忘れられないのが、結婚した直後にお会いし、その事を報告すると、「嬉しそうな顔して愛だの恋だの言ってんじゃねぇぞ!」と一喝されたこと。勿論、照れくさそうな笑顔で。その後、本当に結婚生活が愛だの恋だので乗り越えていける程、甘くない事を身を持って知ったので、先生の一喝が今でも教訓になっています。本当にありがとうございました。

本当にいつもそうやって色んな事を教えて下さったような気がします。公開された先生の遺書に「思えば恥の多い人生でございました。先に逝くものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています。」と書かれていました。強い人です。本当に強い。

僕は果たしてそうやって強く生きられるだろうか。先生、最後まで僕の胸に響く言葉を残して下さり、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り致します。

ありがとうございます!

先日、こちらで本の紹介をさせて頂いたところ、本日(本当は明日発売なんですが)たくさんの方から「買ったよ!読んだよ!面白かったよ!」というメールを頂きました。本当に本当にありがとうございます。

皆さん、「お父さんやご家族の気持ちが伝わってきます」と仰って下さり、本当に嬉しいです。ただただ感動しています。毎晩酔っぱらってプロジェクトXのDVD(自分が好きなエピソード)を見ながら号泣している最近の僕ですが、まさに自分の人生にプロジェクトXが降り立ったような、そんな気がしています。

ご購入頂き、満足頂ければ我々にとってこれ以上の幸せはありません。その上で、我々の気持ちを感じて下さるなんて、本当に本当に最上の幸せを感じます。

独立を機にこの本を企画させて頂いたので、僕にとっては丁度自分の新しい生活と同時進行だったんです。その過程で本当に色々な事があり、大切な何かを失ってしまいましたが、この本が無事に出て、皆さんからの暖かい言葉の数々を噛み締める度、大切な何かを再認識させて頂き、かつ新しい大切な何かを得れたような気がしています。自分の人生の節目にもなったような気がします。父の為にと思い始めたこの企画ですが、結果的には自分の為でもあった、と。そんな気がしています。

たくさんたくさん感謝の言葉を伝えたいのですが、胸が一杯で今は「ありがとうございます」しか言えません。本当にありがとうございます。

今月も頑張ります!

幸先良くスタートを切った今月(というか、ありがたい事に毎月幸先の良いスタートが切れてます)ですが、早々に大きなミスが発覚してしまいました。僕のキャリアの中で初めてのミスです。

先月納めさせて頂いた六甲味噌様の価格表に脱字がありました。誰も気がつかなかったという事で、最終的にはお許しを頂いたのですが、僕の中では絶対に許される事ではありません。本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

義兄サンから「売上が良かったからiPad買うとか調子に乗って呟いてるからや!」と叱られました。全くその通りだと思います。調子に乗って本当にすみませんでした。六甲味噌の長谷川社長様の寛大なお気持ちに対し、今回の一件を教訓とさせて頂いて、気持ちを引き締めていかないといけないと思っております。

さて、今月も先月からの流れの作業等が続き、その中で新規を頂きつつ、めまぐるしく動き始めていますが、メンタルとフィジカルのバランスが崩れた辺りからお世話になっている鍼の先生の所に昨夜行って来ました。フィジカルの方はおかげさまでかなり良くなってきており、健全な肉体には健全な魂が宿る!という言葉とおり、バランスはかなり元に戻ってきているような気がします。色々ありますが、本当にやるだけですからね。一日一日を一生懸命生きるだけです。

朝起きて仕事があるのは本当に幸せな事で、そうやって皆さんに生かされている事に対し感謝して今月も頑張っていきたいと思います!

Still Alive/06/2010

今月も無事に終わりました。相変わらずメンタルとフィジカルのバランスが悪く、この状態でよくここまで出来たなぁと我ながら感心してしまう程でした。先月同様、プロ意識だけが僕を支えてくれていたような気がします。やはりどんな時、どんな状態でも僕に仕事をくださる人がいる限り、その人の為に精一杯の力を出すのは当然な事な訳で、自分自身がどんな状態であろうと、それはもう全く関係無いですから。

とにかく、誰がどうとかではなく、自分が生き抜く為に働くという、至極当たり前の事を実践する毎日。その中で“まだ生きてる”と実感しながら朝を迎える事が出来る幸せ、それだけを噛み締めてるような気がします。人はどこまでいっても一人ですが、自分自身が生きる暮らしの中で、一人では無いと思える瞬間がある事が、やはり最大の幸せであり、その幸せを守る事が自分自身の生き甲斐なんだと思ってます。

仕事の方は今月もたくさん色んな事をさせて頂きました。春から行かせて頂いている保育園の子供達からも馴染んでもらい、最近ではウルトラマンを呼ぶかのごとく「カメラマン!」と声をかけてもらい、園内の移動の際には手を繋いでくれて、荒んだオッサンの心を優しく優しく救ってくれました。心から感謝しています。

僕のクライアントさんは皆様本当に良い方々ばかりで、人と人とのふれあいの中で、幸せに仕事をさせて頂いています。本当にありがたいです。

後、出版の案内を色んな人に出したところ、本当に暖かい言葉をたくさん頂きました。本当に本当に嬉しかったです。誰も歩いていない所を歩いて生きてきたので、そういう所をちゃんと見てくれてる人がいるのは本当に支えになります。皆さん、本当にありがとうございます。

今日で今年も半分が終了した事になります。自分が好きな事を仕事に出来ている幸せは別として、好きな事であろうとなかろうと、今の時代、お金を稼ぐのは本当に大変な事だし、景気回復を祈りつつも、まずは自分自身の足下をしっかり見つめて、後半はどうなるか分かりませんが、一日一日を一生懸命生きていきたいと思っています。

よろしくお願い致します!

以前より何度か書いてきた、僕が企画し撮影を行なった父の本が、7月6日に発売になります。一昨日無事に見本が届き、もうここから中止になる事は無いだろう!との事で、正式にご案内させて頂きます。

dancyu特別編集 巨人ナインが愛した味

長嶋茂雄、王貞治、堀内恒夫、原辰徳、桑田真澄……、そして川上哲治。 巨人軍が関西遠征時に泊まる宿として知られる「竹園旅館」で、 “梅ちゃん”の愛称で慕われてきた元料理長が、常勝監督や人気選手との 秘蔵エピソードとともに、絶品レシピ40を初公開! あの監督が、選手が、惚れに惚れ抜いた料理が、家庭で簡単につくれます!

上記画像左側が表表紙、右側が裏表紙となります。右メニューの表紙画像をクリック頂くとアマゾンに飛びますので、是非よろしくお願い致します。勿論、お近くの書店でもお買い求め頂けます。是非手に取ってお楽しみ頂ければと思います。基本はレシピ集ですので、タイトルのまま巨人ナインが愛した味をご家庭で楽しんで頂けます。

昨年の3月一杯で現役を退いた父に対し、何かしてあげれる事はないか?と思い、5月から色々動いて一年と少し、ようやく発売になり感無量です。

僕は本当にお金の為とかではなく、ただただ父の生きた証をなんとか残してあげたい!という、おこがましいとは思いますが、彼に人生を与えてもらった者として、純粋にそう思ったのが全ての始まりです。

加えて、昨今は家族で食卓を囲む機会が減っていると聞きます。そんな中、この本を手にして頂き、「巨人の選手はこんなメニューを食べていたのか!」等と、全国津々浦々のご家庭の食事の際の会話のきっかけになってもらえれば、そんな気持ちから企画させて頂きました。

まぁ、本当にそんなおこがましい事を考えれる程、僕自身が立派な人間ではありませんので、結果的にこの本が出るまでに本当に苦しい思いをしましたし、その結果たくさんの人、大切な人に迷惑をかけてしまいました。本が出たから許してもらえるとは思ってはいませんが、色んな思いを一旦置いて頂き、この本を手にして頂ければと思っております。

先程も書きましたが、この本は基本的にレシピ集です。ただ、そのレシピで料理を作ってみたいと思って頂くという部分において、色んな料理にまつわるエピソードが掲載されています。父の自伝的内容と相まって、本自体の完成度も高いと自負しています。

そんな色々なエピソードの中で、僕自身も同じ思いで接してきた堀内さんへのくだりや、桑田さんが父に与えてくれた引退試合のくだりが僕は一番好きなんです。僕の好きな歌の歌詞に「男達は魂で生きている。優しく着飾った言葉等いらない」というフレーズがあるのですが、まさしくそれを実感するエピソードなんですよね。父は本当に魂で生きてきた人だし、僕もそうありたいと思って生きています。

そんな魂の交流は、本の最後で長嶋さん、原さん、桑田さん、そして川上さんからの父への手紙が表現してくれています。皆さん、本当に優しい、心の暖かい人達で、純粋に父への思いを綴って下さいました。本当にありがとうございました。

父が僕に教えてくれた一番大事な事は「人を欺くな」という事。父もまた裏切られても裏切られても人を信じて生きてきた真っすぐな人です。そんな父の人生、そしてただただ美味しい物を提供したいという思いだけで作って来た料理の数々を、真っすぐに本にする作業を企画出来た事が、少し誇らしい今日この頃です。

本当に良い本だと思います。是非直接手に取ってお楽しみ下さい。よろしくお願い致します。

オープンしました!

桑田真澄さんが出演し、6月12日と19日にTBSで放送されたバースデーという番組をご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。関西では放送されなかったので、僕は見る事が出来ませんでしたが、僕が仕事でwebを担当をさせてもらっている麻生ジャイアンツさんで指導する桑田さんの姿が大きな反響を呼んでいるようで、アクセス解析的にも今月の麻生Gのサイトはもの凄いアクセス数になっています。

さて、そんな中、以前より担当させて頂いた桑田さんが指導者講習を行なうNPO団体、アミーチ・デル・クオーレのサイトがオープンしました。僕はロゴとwebを担当させて頂きました。桑田さんの野球理念と指導スタイルを学ぶチャンスです。第一期生の募集を行なっていますので(2010年7月9日締切)、気になる方はサイトをチェックしてみて下さい。上記ロゴをクリックして下さい。

地味な一日

と言うと怒られそうですが、僕の仕事の中で一番地味な作業が続くのがweb。今日は4月から素材を撮り溜めてきたインターナショナルプレスクールのホームページの内容が詰まったという事で、一気に骨組みを組み上げる作業を行なっておりました。これがまた強烈に地味な作業な訳で・・・。

とりあえず、オーナーさんが書いたテキストをデータ化する作業から開始する訳ですが、そこはインターナショナルプレスクール、英語が多い訳ですよ。日本語を打つのは慣れているので得意なんですが、英語はさすがにね・・・苦手な訳です。

それを昨日の午後と今日の昼過ぎまでに全部打ち込み、そっからインターフェースを組み込む作業を行なった訳ですが、意外とここは派手な作業に感じられるところではあるんですが、そりゃもうレイアウト作業というのはズレる事が絶対に許されないので、測量士のごとく地味にコツコツと測っては組み測っては組みの連続・・・最高に地味な作業でした。

とはいえ、そういう事をしっかり行なえば、ちゃんと結果は付いてくるというもんで、今日中に仕上げたい所までしっかり仕上げる事が出来てホっと一安心です。明日はテキストや画像を流し込んでいく作業なので割と流れ作業。今日の基礎工事という地味な作業があればこそ!ですから、明日の自分に対して今日の自分が貢献した、そんな感じで終わってみれば気持ち良いスね。

とにかく! ここ最近は打ち合せも多く、何かと地味な感じが続いているんですが、全部明日に繋がる道ですので、文句を言わずしっかりやっていきたいと思います。

こんな事もやります!

Studio dp、何でもやるよなぁ~!と言われそうですが、本当に何でもします。最近では写真が本職であるのが薄れてきているのでは?と心配になる程、色んな仕事をコツコツこなしています。ただ、先日のように通夜から葬儀を撮るというのは、本職がしっかり生きた依頼でした。そういう意味ではちゃんと本職の仕事もしっかりこなしてるんです!

とはいえ、“こんな事もやります!”という事の一つにデータベース化の仕事があります。データベース自体は僕の盟友、QKRの横山氏が作ってくれます。竹園時代、宴会予約のシステムをデータベース化してもらってから、その腕前を信頼しきってます。

で、打ち合せ等々が僕の仕事。今日もご依頼頂いた先生のところに打ち合せに行ってきました。先生自身がとても気持ちの良い人で、打ち合せ後の雑談まで気持ちの良い時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

データベース自体は今日の打ち合せを元に更にブラッシュアップしていき、最終的に1000件くらいのレシピをデータベース化する作業になりそうです。

いや、ホント、Studio dp、何でもやるでしょ? だから何でもご相談下さいね。